こんにちは、BILL JAKEです。
今回はトラップ・ソウルやドリルなど様々な派生ジャンルを生みながら、今も勢いの止まらないトラップ関連で使えそうなフリープラグインのまとめ記事です!一部、VSTだけでなくAAXで使えるものもあるのでPro Toolsなあなたも是非に。
最も重要な音色を揃えるためのシンセ関連や歪み系、さらには昨今のダンスビートに欠かせないステレオ幅を作り出すステレオイメージャー、そしてヒップホップなら必須の爆音を作り出すリミッターまで、これらとDAWがあればバッチリなビート作れてしまいます!
この他の無料プラグインについてはDAW / DTM 無料VSTプラグイン情報をご参照ください。
1. iZotope Ozone Imager
Ozone Imagerは、トラップビートに不可欠な無料VSTプラグインです。名前のままですがステレオ幅を制御するために使用するステレオイメージャーです。
プロが作ったビートってハイハットやシンセがめちゃ広がって聴こえませんか?そういうのは大概これ系のプラグインを利用します。
一般的にはベースなど低音は真ん中、ボーカルとかぶるような帯域は左右に広げる感じですね。音量が大きいとボーカルやラップを邪魔してしまう楽器を、小さくすると目立たなくなる・・😭とお困りの時はまさにこれを試してみましょう。
ステレオに広がるように全範囲をカバーする活気のあるミックスがつくれます。
すごいことに超有名なiZotopeのマスタリングソフトOzoneの機能の一部を無料開放しちゃってるだけあって音もいい感じ。
まずはこれないと始まらないくらい重要なフリープラグイン。
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2. D16フロンティア
トラップなどヒップホップはシンプルでありながら爆音感が重要です。そこで、無料最強級のリミッター、D16フロンティアが登場します。
無料のVSTながらデザインも凝ってます。
ノブをひねるだけの簡単操作で、クリップすることなく爆音になります。マスターにかけるのが一般的ですが、あえてシンセを潰したり、808だけにかけてもオK。
これもないと始まらないのでリミッター持ってなければダメ絶対。
3.スピットファイアオーディオLABS
トラップといえばピアノ系からシンセまで様々な音源も重要。SpitfireAudioのLABSはとりあえず持っておきたい。
無料サウンドパックが多数あるのでとりあえず全て使いましょう。
トラップビートであればこのシンセでは特にリードとパッド、ハンドベルやモジュラーピアノなんかも使えそう。ということでまずはシンセ系ではこちらから。
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4. Cloudrum
Cloudrumは、リアルなサウンドと幅広いカスタマイズを備えた、バーチャルなスチールドラムです。もともと楽器としてはヒップホップとはかけ離れたのどかな島国の楽器というイメージですが、なぜだかヒップホップにどハマりするんです。結局のところはリズム音楽なので、根本的な構造は同じなのかもですね。そもそもブラック・カルチャーから生まれた楽器だそうで、必然的な相性の良さなのかもしれません。
スライダーでドラム本体を調整しサウンドも調整できます。サウンド的にはリフや裏メロに使うのが良さそう。
5. U-He TyrellN6
トラップビートはとにかく幅広くシンセを使います。U-HeのTyrellN6はまさにゴリゴリのシンセ。
2つのオシレーターとLFO、フィルター、エンベロープ、マトリックス、ミキサー、とオーソドックスなシンセとして必要なものを全て揃えています。
580を超えるファクトリープリセットもあるので音作りはそこからでバッチリ。
80年代のアナログタッチで、トラップのリードやベースからキーやパッドに至るまで、あらゆるものに対応する素晴らしい無料VSTです。
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6. Softube Saturation Knob
グラミー受賞者が使用するSoftubeSaturation Knobは、無料だとは信じられないサチュレーションプラグイン。
デザインはシンプルでハードウェアの機材のようなサチュレーションを簡単に再現できます。
高周波を損なわないようにしたい場合は、「keep high」を使用すると、低周波数のみにサチュレーションがかかります。逆に、高域だけをサチュレーションする「keep low」設定もあります。
808を太く聴き取りやすくしたり、ボーカルにきらめきを加えたり、ギターにハードにエッジをつけたり、とにかくなんでも使えます。
トラップサウンドといえばやはり歪み感は必須。
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7.Synth1
Synth1は、クラシックなClavia Nord Lead 2をモデルにしたシンセです。音質、太さ、エッジの3拍子揃ったマザファッカです。
トラップミュージックで使われるほとんどすべてのサウンドは再現できるくらいのポテンシャルがあり、リード、パッド、プラック、ストリングなど大抵の音に対応可能。
含まれているサウンドライブラリは多くはないですが120を超えるプリセットを搭載。オシレーター、フィルター、アンプ、エンベロープなど、シンセシスの基礎を学べば結構幅広く音作りできるでしょう。
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8. Dexed
80年代の名作デジタルシンセであるYamaha DX7をモデルにしたフリーVST。
幅広いコントロールを備えたFMシンセで、減算方式シンセのようなオシレーターはありません。
FMシンセシスを完全に理解していなくても、無料のプリセットがネット上に豊富にあります。
FMならではのきらびやかなシンセやパッド、キーボード系のサウンドで音質的な幅をもたせるということで必須ですね。
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9. Native Instruments Kontakt 6
Kontaktは、ホラー映画のストリングからアフリカのボンゴやインドのシタールに至るまで、無限の数のサウンドライブラリを利用できるサンプラーです。
無料のKontaktプレーヤーには、Native Instruments KompleteStartバンドルが付属しています。これも無料です。2000以上のスタジオ品質のサウンドと、いくつかのエフェクトとシンセサイザーを自由に使用できるので、まだ持ってないなら必携。
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10. Vinyl
こちらは超おなじみのフリープラグイン。とにかく持っておこう。
ヒップホップのざらついた質感やピッチの揺らぎなどとにかくこれで作るんです。
持ってなければ今すぐダウンロード!!!
現場からは以上です。