Avid のDockとS1の連結した状態
ほとんどのDAW対応 - Pro Tools専用ではありません
EuphonixのEUCON control サーフェースを使ったことある方ならご存知の通り Pro Tools, Nuendo, Pyramix, Logic Pro, Cubaseまた映像編集ソフトの Media Composer Adobe Premiere Proなどにも対応します。個人で本格的にミックスやレコーディングをされているユーザーには嬉しいニュースですね!
ミックスのクオリティがプロに近づかないということで、プラグインを買い足すという人も多いかもしれません。でもプロは大抵、フェーダーとパンだけでいいミックスを作っていてい、こういう物理的なフェーダーとノブがあることでミックス作業もマウスでやるより圧倒的に繊細に行えるので、こういうDAWコントローラーに興味のなかった人もぜひご一読ください!
できそうなこと
iPadのfree Avid Control iPad appと組み合わせて使う前提のようです。ちなみにAvid Control iPad appはショートカット にもないような特殊なコマンドや、マクロによるよくある作業を1ボタン化できるなど非常に便利なのでまずはアプリだけでも入れて見ても良いかも。またこういうフェーダーものはDAW上のトラック数が多いと、目当てのフェーダーに行き着くのが大変ですが、トラックビューというトラック名をずらずらとボタンのように表示するビューでフェーダーを動かしたいトラックを選ぶだけでお目当てのフェーダーにジャンプできるのもフラッグシップのS6と同仕様。
写真ではEQやコンプ、また上のクラスのS3より全然みやすいメーターがあるなど、かなり本格的な仕様です。 talkback, listenback, speaker sources 選択などもできVCA spill(VCAフェーダー内のグループフェーダーをコントローラー常に展開する)やカスタムレイアウトなどもサポート。EuphonixのEUCON control自体もプロスタジオで使われるコンソールと同等の非常に優秀なプロトコルで、一般的なHUIと呼ばれる企画のコントローラーの10倍近いフェーダー解像度があります。フェーダーも追加可能ということで、今後、さらなる新モジュールの追加にも期待したいですね。他メーカーのMIDI・HUIコントローラーとは一線を画す製品になるのではないでしょうか。
価格と発売時期
発売日は9月ごろ予定、価格未定ですが、おそらくDockなどの価格とちかいところで10万円台ではないでしょうか。Artist mixの乗り換えを考えていた人には朗報ですね。まずはDockを購入してみると良いかと。
Avid S4
こちらはぱっと見では奥行きが狭くなったS6という感じですね。上の写真のジョイスティクなどはオプションで選べるセミモジューラータイプのコンソールということです。ハイエンドなスタジオモデルだったS6ではサイズ、予算的に大きすぎるというミッドレンジのスタジオにはジャストサイズとなりそうですね。画面を見た限り奥行きが減ってノブへのアサインボタンが少し簡略化されてるようですが、そのほかはほぼそのままS6という感じですね。
Avid S4価格と発売時期
8 fader 3’ frame のモデルが $25K(250-300万円)というところでしょうか。プロ用ですからまあかなり安いですね。昔のスタジオにあるSSLなどは数千万+メンテも大変ですから、スタジオ同等のコンソールがこの値段というのは驚愕ですね。
Avid S6 M10 は生産完了となりM10+が追加
S4の登場によりS6 M10もディスプレイモジュールの追加できるM10+に進化。こちらもS6 M40より安価に組めるものと思います。
Avidから久々に個人レベルでも導入できるS1のアナウンスがあったので、Artist mixユーザーとして個人的にも楽しみです!!!!