最高の無料VSTシンセプラグイン2021
ウェーブテーブル、FM、バーチャルアナログなど
DAW / DTMerの強い味方、フリーVSTシンセサイザーのまとめです!VSTだけでなくスタンドアロン、AU、またはAAXもあるのでPro Toolsユーザーも安心して読んでいってください。
もはやシンセ抜きで曲を作るなんてありえないと思います。あればあるほどありがたいシンセですが、やはりたくさん買うには限界が、かといって無料のプラグインなんてどうせ微妙では・・と思っているあなたにオススメの厳選無料シンセです!フリーですが十分に使えるクオリティなので全部インストールで!
最後にこういった無料ものの注意点、有料だけど持っておくべきシンセも書いておきます。
1. DiscoDSP OB-Xd
PC / Mac | スタンドアロン/ VST / AU
OB-Xdは厚みのある豊かなサウンドと使いやすいインターフェイスで愛されつづけるアナログシンセ名機、OberheimのクラシックOB-Xポリシンセのエミュレーションです。ArturiaのVコレクションシンセのようなベルやホイッスルはありませんが、OB-Xdは、モーフィング可能なフィルターデザインと音声バリエーションコントロールを備えたオリジナルのデザインに基づいており、一台は持っておきたいバーチャルアナログのポリシンセとしてかなり使えます。
2. VCVラック
PC / Mac / Linux | スタンドアロンのみ
VCVラックはプラグインのようにDAW上では使えませんが、スタンドアロンでユーロラック感覚のカスタマイズ可能なモジュラーシンセとして独自のプラグインをホストし、複数のオーディオチャンネルをミックスして曲作りができます。
ここで作ったシンセフレーズをDAWへオーディオで貼り付けて使いましょう。
無料のオープンソースのため、コミュニティが独自開発した無料・有料プラグインで拡張もできます。
モジュラーシンセシスを勉強したり、Eurorackシステムの利用を検討しているユーザー向けにもいいですね。
3.VITAL AUDIO - バイタル
Vitalは先進的なシンセの1つです。これは、モーフィング可能なサンプリングされたサウンドをオシレーターとして使用するウェーブテーブルシンセ。サウンドも先進的です。
オーディオレートモジュレーション、ステレオLFO、複数のフィルターモデル、MPEコントロールまで備えていて機能もかなりのもの。
このような機能満載のシンセが無料な訳ですが、一応ライブラリ拡張などは有料というフリーミアムモデルのシンセになっています。ただ、基本的な無料部分だけでも全然使える内容です。
4. Newfangled Audio Pendulate
Pendulateは、メーカーが「混沌としたモノシンセ」と紹介しており、実際よくあるアナログリードではなく、不気味なビープ音とFXがたくさん。
フィルターの代わりに、ウェーブフォルダーやローパスゲートなどのあまり一般的ではないモジュールを搭載。さらにはカオスオシレーターという複雑なオシレーターを採用。アニメーションありのカスタマイズ可能なUI、MPEサポート、および多くのルーティング可能なモジュレーションなど有料級昨日ですが、実際に複数のカオスオシレーターなどを追加する場合は有料アップグレードとなります。ただ、無料版でも十分の内容。
5. Vemberオーディオサージ
サージは、2000年代後半に有料プラグインとしてリリースされたもので、現在は無料となっています。
バーチャルアナログ、ウェーブテーブル、FMサウンドを組み合わせたハイブリッドエンジンのため、現在の主流系シンセに近いモダンなサウンドも対応できます。
Surgeは素晴らしいことにオープンソースなのでコミュニティによるアプデにより、エフェクトの改善、MPE互換、ユニゾンモード、新しいフィルターモデルなどの機能が追加されました。
6.マットタイテルヘルム
古いフリーウェアですが、洗練されたスマート設計で、UIとサウンドの両方の点でいまでも有料に見劣りしないシンセです。
バーチャルアナログシンセで、マルチモードオシレーターやレゾナントフィルターなどの基本的な要素と、フォルマントフィルター、調整可能なフィードバック、スタッターエフェクトなどすこし珍しい機能が組み合わされており、ステップシーケンサーも搭載されています。
7.Digital Suburban Dexed
ヤマハのド定番DX7を再現したシンセ。DX7はプログラミングが扱いにくいことで有名ですが、単一のUIウィンドウで完全な6オペレーターシンセエンジンにアクセスできるようになっており、操作性は大幅に向上しています。
無料FMシンセサイザーとしては十分すぎるので是非。DX7や、NIのFM8やKorgのVolcaFMなどの他のいくつかのFMシンセと互換性のあるパッチをロードまたはエクスポートすることもできます。
8. TAL-ノイズメーカー
フリーウェアのシンセサイザーシーン代表格NoiseMaker。同期可能なオシレーターと自励発振フィルターを備えたバーチャルアナログシンセであり、ザラザラしたビンテージベースやリードに最適。
RolandのクラシックなJunoシンセに見られるデュアルモードエフェクトをエミュレーションしたというコーラスも秀逸。豊富なモジュレーションに加えて、リバーブとディレイのエフェクト、オンボードのビットクラッシャーエフェクトもあるのでチップチューンにも
9.フルバケットFB-3300
Mac / PC | VST / AU
ドイツのFullBucketはクラシックシンセのフリーVSTエミュレーションを数多くリリースしており、無料VST界隈でも知られる存在です。このシンセ以外もおすすめですが、今回はKorgの70年代後半のPS-3300ポリシンセのエミュレーションを紹介します。バーチャルアナログの再現VSTシンセも出尽くした感ありますが、これは再現されていないんですよね。
オリジナルのPS-3300は巨大なものですが、エミュレーションならDAW上だけなのもうれしい。特徴的な機能には、各シンセブロックのレゾネーターのバンク、サンプルおよびホールドジェネレーター、さらには各オシレーターの完全なマイクロチューニング機能まで!エイフェックスツインにもおすすめ。
10. u-he Tyrell N6
Mac / PC / Linux | VST / AU / AAX
こちらも無料界隈のヒーロー、フリーVSTシンセ王の一人といえます。
シンプルなバーチャルアナログシンセで、VAオシレーター、レゾナントフィルター、ADSRエンベロープと王道の組み合わせ。
開発したのはなんと、有料シンセ界でも王の一人として知られるu-heなので、インストールしない理由がありません。
無料プラグインの注意点!!!
ゆうて無料製品です。利益がほとんど出てないということで、いつ開発者が開発をやめてしまったりするかもわかりません。開発が止まっても使えるうちはいいですが、あたらしいOSに対応できないとか、できても時間がかかるとかはありえます。
ということで、曲が完成したら必ずオーディオに一度書き出しておきましょう。
また無料品では物足りなかったり、再現が難しい音は確実にあります。お金をためて、以下の有料シンセだけは入手しましょう!
1-Massive 単品よりはこちらのバンドルで
|
2-Serum こちらもド定番
|