対応しなくなるアプリ多数!?macOS Catalinaショックの到来に備えて準備を!
AppleはMojaveが最後の32ビットアプリをサポートするOSだとアナウンスしました。 秋以降登場と思われる新macOSのCATALINAからは32ビットアプリが動作しなくなります。殆どのDAWは64ビットアプリになってるし関係ないと思ってる方、意外とそうでもないかもしれませんよ。プラグインや過去のセッションを開く時など、32ビットアプリが今後も登場する可能性は多いにあります。当記事ではどのようなアプリが危ないか、また、その準備と対策も紹介したいと思います。
どの辺が危ない?
例えばですが、Ableton Live 8やPro Tools 10に、何年か前のままアップグレードせずに使ってるWaves、Melodyneなんかに加え QuickTimeなどの日用的アプリケーションまで、ちょっと前のバージョンで普通に使えてるし、特にアップグレードしなくていーわーと使い続けてた方、ぼーっと生きてんじゃねーよー!とチコちゃんに叱られまっせ。意外と32ビットアプリはあなたのMacに息づいているのです。
そう、重要な問題は、、我々ユーザーにとってはどれが32ビットかなんて判らないだろが問題なのです!
St. Clair Software のGo 64で32ビットアプリを見つけ出す
https://www.stclairsoft.com/Go64/index.html
素晴らしいことにフリーアプリなんですね。オーディオ以外のことについては無償のものが大好きです。
こちらを使うと、、
まずはこんな画面、流石に説明いらんでしょうがOKしてください。アプリケーションフォルダのスキャンが始まり、64ビット化されていないアプリを炙り出してくれます。
で、スキャンが終わるとこんな感じのリストに
64ビット化されているPro Toolsなんかも引っかかる
なんと! Pro Toolsの12や2018も引っかかるではないですか!!忘れもしないPro Tools10から11への全く新機能の増えなかった地獄の有料バージョンアップ・・・。あの時にアビッドは言った「見た目は変わりませんが11から中身が完全に64ビット化したのです。すごく早くなった。有料の価値はある」我々の多くは何か煙に巻かれた気になりながら、そうだそうだ、我がPro Toolsは64ビットとなるのである、とまるで裸の王様を囃し立てる家来や民のように64ビット化を讃えた。でも実際動かしてみると、そんな早くなったか?というのが正直なところだった。そして今、疑いが確信へと変わったのだ、、我々は騙されていた。Pro Toolsは完全に64ビット化などされていなかったのである!!この屈辱を決して忘れないぞ!アビッドめ!いやいや嘘ですよ。Pro Tools様がなければ僕ら仕事なんかできないじゃないっすか。マジちげっす冗談ですよアビッドぱいせん。
さあ、この写真の例では600近くあるアプリのうち100近くが32ビットと表示されています。普通はそんなないでしょうけど、6分の1といえば、60本くらい入ってれば10本くらいは非対応出てくるという感じでないでしょうか。64ビット化されていないアプリに関してはシンプルに「NO」と書かれているものと警告マーク⚠️の付いたものとに別れます。NOはそのまんまですが、単純に64ビット化されてないもの。⚠️は64ビット化されているものの内部コンポーネントには32ビットのものがある場合。
例えばこの人、アビッドパイセン。押してみると警告の理由が表示されるわけですが、“App is 64-bit except for Avid Video Engine.app”という理由だそうで、Avid Video Engineといえば度々足を引っ張ってくれる印象がつよいやつですが、ここは32ビットな訳ですね。more infoを押すと、さらに色々情報が出てきます。
アビッドパイセンが64ビット化していないコンポーネントがズラズラーーーーっと!まじ大丈夫っすかパイセン?つーか秋以降のCatalina入りのマック買うとしばらくPro Tools使えないパターンじゃないっすかこれ?などという余計な不安もありつつも、ボロボロのマックを延命している方は流石にCatalina登場前にMac買い替えが賢明かも・・・これからPro ToolsとMac揃えて本格的にエンジニアやクリエイター業始めようって方も、Catalina前にMac入手が正解となりそう。このほかにも面白いのがuninstallerは意外と32ビットコードのものが多い。まあアップデートするほどのものでもないし、使い回しなんでしょうかねー?Neutron Advanced V3.0なんてiZotopeの割と最近のプラグインのuninstallerまでも32ビットコードが含まれるようです。
さあ、このGo64は見つけ出した32ビットアプリのウェブサイトリンクまでだしてくれるので、リンクから飛んでアップデートが出てないか確認しましょう。
勿論音系以外のアプリにも32ビットは多数。Steermouseなどの便利なマウスユーティリティアプリも32ビットのままだったので有償ですが64ビットにアップデートしたりできます。
結論!
1ーGo64で現在使っている32ビットアプリを把握し、出来るだけ64にあげとく
2ー32ビットのまま更新の無いのアプリは使うのをやめ、代わりになるものを探して乗り換えておく
3ーCatalina以降のMacOsもいずれは導入せざるを得ないでしょうが、ギリギリまであげない方が良さそう
4ー現在のMacが古すぎたり、これからMac買うつもりだった人はCatalinaショック前に買っときましょう
ポスプロしか縁は無いですがAvid DNxHDのトランスコードに無償で対応できたMPEG Streamclipなんかは32ビットでかつ今後もアップデートは無いであろう物なので、代わりを探すしか無いですね。ffWorksという物が代替となるっぽいですが未確認です。
Mac Bookは今買うならi9の15inch一択じゃないですかねー。楽天でも買えるんでポイントも莫大です。Appleストアで多少盛れますけど、メモリ16GのCore i9なら音楽とちょっとした動画編集くらいの用途には十分ですし、ポイント付きならそっちの方が魅力的です。
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超本気な多トラックでのノンリニア動画編集もあるならこっちでも
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ともかく言えることは備えあれば憂いなし。今使えているMacも突然駄目になり、そこから買い替えを余儀なくされ急にCatalinaに対応しないといけなくなるかもしれません。32ビットアプリもそのタイミングで全部あげないといけなくなると、大変な出費ですし、出来るとこから少しずつやっときましょう~👋1番のおすすめは古いマックのこのタイミングでの買い替えです!